日本財団 図書館


 

063-1.gif

講師 (左から)
(前列)山口寛 ロックハイマー弘子 矢野等子 大田俊子 マックミッキング・イアン
(後列)都築智 江上博文 金子喜一 和田保夫 宿野賢佳
ふじ丸に乗船しているとなかなか気付かないのですが、ふじ丸は意外と早いスピードで進んでいます。そんな早いスピードで船の先頭が波を切ると跳ね上がった水飛沫に光が反射して虹のように見えます。友だちとのお喋りや船内での行事で忙しかった皆さんには、こうした船の周りで起こっていたほんの小さな出来事を目にする時間がなかったかもしれません。でも、もう一度船での出来事を思い出してみれば、今まで忘れていた『少年の船』での小さな出来事が新たな魅力をもって皆さんの心の中に蘇るかもしれません。夏の日に甲板から見ることができたあの小さな美しい虹のように。
外務省文化交流部文化第二課 都築 智
第19回B&G『少年の船』に参加された団員の皆さん、今回の貴重な体験は、この夏の思い出としてだけでなく、皆さんの心の中に残る素晴らしい思い出となることでしよう。
グアム・サイパンの過去の歴史、みんなで楽しく過こした海洋性スポ―ツ、船内での講語や研修などから、自分たちで感じとったものを大切にして、これから大きく飛躍してほしいと思います。
また、船を通じて知り合った仲間たち、持に、現地の青少年との交流は、国際社会の現代において、大変貴重な体験であります、。これからも、臆することなくたくさんの友だちと接して、「出会い」という宝物を増やしていつてください。
これから皆さんは、社会人として活躍していかれると思いますが、来る21世組は皆さんが築き上げていく時代であり、時代のバイオニアとして期待されております。
その期待に応えられるように、皆さん自身で心身ともに充実きせ、悔いの残らぬよう積極的に物事に取り組んで欲しいと思います。
そして、その目その時を大事にして、いつも輝きを失わずにいてほしいと思います。
最後に、皆さんを支えてくれる両親や多くの周りの人たちの存在を忘れずに、我々行政を含めて、みんなで明るく住みやすい標境をつくっていきましょう。
総務庁青少年対策本部 江上博文
ヤアー皆さんお元気ですか。
今ではなつかしい、あのふじ丸の朝6時30分からの目覚まし代わりのユーミンたちの音薬が、ときおり聞こえてくるような朝があります。(私は、いまだに♪♪スイミン…スイミン…スイミン不足の目々で通勤しております。)
B&G東京海洋センターに集まった時の何となく落ち着かず、周りは知らない者ばかりで緊張していた団員たち。
それが、グアムのどこまでも青く広い海、雄大な雲の動き、ものすごいスコール、そのような中で行われた陽気なグアムの青少年との交流、カヌー、セールポートなどの海洋性スポーツへのチャレンジ。
これらの活動や船内活動を行っていく中で、各班のチームワークや自主的な規律も段々とできあがってきました。
忙しい日程の合間をぬって続けられた応援合戦の練習。そしてみんなで力を出し合った洋上運動会は、大いに楽しませてもらいました。
慰霊祭では、平和の尊さを大いに痛感しました。平和、国際交流、環境問題などの他、各団員の抱える個人的問題など今後、君たちにはいろいろな課題、難題が待ち受けています。これらを突破していくためには、この『少年の船』の研修で学んだ自主性、協調性を考え、何事にも努力を続け、さらに社会のことを考え、自分の考えを持ち、正確に他人に、また、外国の人にも自分の意思を伝えることができるような幅広い知識を身につけることが必要です。
9日間という短い期間でしたが、私自身も皆さんとともに海洋性スポーツの楽しさにふれることができ、行動をともにした中でみんなの自然な笑顔、涙に接し貴重な体験をさせてもらいました。
未来をつくるのは君たちです。皆さんが今後とも元気で活躍されることを祈念しています。(また、どこかでお会いしましよう。)
運輸省海上技術安全局総務課 山口實
“生きる”ということは、一人ではできません。家族、友人、そして多くの人々と助け合い、協力し合い生活しているのです。その中で生きていくためには、ルールとマナーを守ること、そして人を思い愛することが必要ではないでしようか。
9日間の体験の中で、それぞれの皆さんが何かを感じ、思い、学んだことでしよう。サヨナラパーティーで流した涙には、「船酔いでの気分の悪い友だちを気づかったこと」「集合時間に間に合うよう努力し合ったこと」「ピーチバレーをしたこと」「友だちと一緒に買い物をしたこと」など、様々な思い出がつまっていたことでしょうう。
皆さんにとって今回学んだことを貴重な経験とし、今後の活躍を期待すると共に、今回の旅で生まれた友情をこれからも育んでいくよう順望いたします。
運輸省運輸政策局政策課 金子喜一
今回初めて『少年の船』に参加させていただき、皆さんとお会いできたことは、私にとっても素晴らしい思い出となりました。船上での団体生活にいろいろと戸惑いながらも、日一日と、皆さんが見違えるほど遅しくなっていく様子やマリンスポーツや洋上運動会でのいきいきとした目の輝きがとても印象的でした。
愛華ちゃんの願いである「いのちは一つ。みんなで協力しあって生きなくちゃ」を、しっかりと実践することができましたね。この経験をこれからの人生の中でもぜひいかしてください。そして、「何かの役に立つ、誰かの役に立つ」生き方、「人を感動させる」生き方をめざしてください。皆さんのこ活躍を祈っております。
地球環境平和財団事務局長 矢野等子

 

What a wonderful experience it was I How much to remember there is! The power and beauty of nature; salty wind, sudden squalls,needle like rocksand issolated islands.
Remember the challenge and excitement of the various marine sports. Recall the new friends made while enjoying life on the ship and the program involved.
It is truly a wonderful thing to be able to enjoy such a rich and peaceful world.It is our responsibility to maintain and protect this peace and natural beauty.
To borrow Aika's words , 'There's just a fewof us and it may not seem like were accomplishing much , but we should at least do something
Regarding English, I'm sure everyone would have bad an even more enjoyable time if you could have spoken just a little more.Please continue to study English that you can use.
It's 6:30AM. Get up. Get dressed.Name plate on. T-shirt in.6:50AM. Rollcall.Good morning.
Ian McMiking
何と素晴らしい体験だったでしょう!
恩い出にとっておく価値のあることがたくさんありました!自然の力と美しさ、塩からい風、エメラルド色の海、トビウオ、焼け付く太陽、突然のスコール、そして海から突き出た岩と無人島などなど。
様々なマリンスポーツを通してチャレンジすることと、その面白さを味わえたでしようか。船上での生活とそのプログラムをこなしていくうちにたくさんの友だちも出来たでしよう。
平和の中でこのとよな豊かさを享受できるのはとても幸せです。この平和と豊かな自然を守っていくのは私たちの責任です。
愛華ちゃんの言葉を借りれば、「小人数でも小さなことでも地球のために実行していくことが大切」ですね。
英語についていえば、みんなもっと語せたらもっと楽しかったかなと思います。これからも話せる英語の勉強を続けてください。
6時30分です。起床、身支度、名札、Tシヤツは中に入れて6時50分集合。おはようこざいます。
武蔵野音楽大学。マックミッキング・イアン
厳格な海の共同生活を体験できたことはこれからの生活に大きく役立つことでしよう。日本各地から集まった仲間たちとの一週間は何ものにも代え難いものであったことと思います。
空を行く旅が全盛期である現代において、海を行く旅は、本来ならば見過ごしてしまうであろう一瞬一瞬をゆったりとした時間の中で心に焼き付けていくことができます。
こうした旅でできた友人たちとの交流をこの先もずっと大事にしていってほしいと思います。
西町インターナショナルスクール 大田俊子

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION